日ハムが札幌ドームを離れたのはなぜ?家賃や整備問題が原因との噂

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2024年の3月期決算で、札幌ドームが5億円を超える赤字が発生したことが公表されました。

なぜ日本ハムが本拠地であった札幌ドームを離れてしまったのでしょうか?

▼この記事で分かること▼

  • 日ハムが札幌ドームを離れた理由は?
  • 現在の札幌ドームの経営状態は?
  • 現在札幌ドームを使用している団体は?

日ハムが札幌ドームを離れた理由は?

なぜ日ハムは札幌ドームを離れることになったのかな?


日ハムが札幌ドームを出て新しい本拠地に移転した理由は、主に以下の点にあります。

理由①高額な賃料負担

札幌ドームは1998年に設立され、老朽化が進んでいたようです。

それに関わらず、日ハムは札幌ドームを使用するために年間約13~14億円のスタジアム使用料を支払っていました。

これは観客動員が2万人を超えた日には追加料金が発生する契約で、球団の経営を圧迫していました。

また、それにも関わらず、賃金の値上げ交渉もあったようです。

理由②不利な契約条件

球団のグッズ収入の約3割を札幌ドームに徴収されるという条件もあったようです。

またスタジアム内の広告料金も札幌ドームに入り、球団は広告料を支払わなければならないという条件もありました。

日ハムのグッズ収入費の金額は公表されていないため、詳細はわかりませんでした。

しかし、日ハムの1日のドームの使用料が、

800万円前後である

ことは公表されており、ほとんどが札幌ドームの取り分となっていたようです。

理由③野球スタジアムとしての構造的問題

札幌ドームは元々サッカーW杯の開催を目的として建設されたました。

そのため、野球専用スタジアムとしてはいくつかの構造的欠陥があったとされています。

野球専用スタジアムとして向いていなかった点が 
  1. 多目的スタジアムとしての設計:元々サッカーW杯の開催を目的として建設されたため、野球専用スタジアムとしては観客席の配置や視界などに最適化されていない部分がありました。
  2. 観客席の傾斜:野球観戦においては、観客席の傾斜が重要ですが、札幌ドームの一部の席では傾斜がゆるく、小柄な方が見るには不向きな場合があったとされています。
  3. グラウンドの人工芝:野球専用スタジアムでは天然芝が好まれることが多いですが、札幌ドームは人工芝を使用しており、プレイの質に影響を与える可能性がありました。

これらの点は、札幌ドームが野球専用スタジアムとしては最適ではなかったとされる理由の一部です。

しかし、新しい本拠地への移転は、球団の経営戦略やファンサービスの向上を目指す一環として行われました。

理由④運営との関係悪化

日ハムは札幌ドームの運営管理者である株式会社札幌ドームに対して、契約条件の見直しや設備の改善要望、運営コストの削減策などの提案を行いました。

しかし、これらが受け入れられなかったことも移転のおおきな要因となったことでしょう。

これらの理由から、日ハムは自前で新しい球場を建設し、2023年シーズンからエスコンフィールド北海道に本拠地を移転しました。

新球場では、球団が自ら運営を行い、飲食・グッズ・広告スポンサーシップ収入などを通じて収益性の向上を図っています。

現在の札幌ドームの経営状態は?

現在の札幌ドームの経営状態については、日ハムが本拠地をエスコンフィールド北海道に移転した後、経営に苦戦していると報じられています。

2024年3月期の決算では、5億円を超える赤字が出ていることが明らかになりました。

この赤字の主な原因は、新型コロナウイルス感染症の影響によるイベントの中止や入場制限などで収入が大幅に減少したことにあります。

また、光熱費や人件費などの固定費が高く、赤字体質が続いているのが現状です。

さらに、札幌市がまとめた2023~2027年度の収支見通しでは、2023年度決算の見通しは約2億9,400万円の赤字となる予定でした。

そして、2024年度には黒字転換し、トータルの収支は900万円の黒字を確保するとしていました。

しかし、新モードの利用が苦戦しており、広告収入についてもネーミングライツの見通しが立っていない状況です。

また、札幌ドームには約22億円の利益剰余金があり、当面はそれを充てることで赤字に対応するとされています。

利益剰余金が底をついた時には、札幌市が税金で赤字を補填することになる可能性が懸念されています。

これらの情報は、札幌ドームの経営が厳しい状況にあることを示しており、今後の経営安定化に向けた取り組みが重要となっています。

現在札幌ドームを使用している団体は?

今は札幌ドームは何に使われているのかな?

現在、札幌ドームは北海道最大の全天候型多目的スタジアムとして、さまざまなイベントに使用されています。

サッカーや野球などのスポーツイベントのほか、大規模なコンサートや、北海道最大規模の屋内展示スペースとしてのイベントなど、幅広い用途で利用されています。

また、札幌ドームは新しいモードでの音楽イベントが決定しており、稼働日は少なく依然として苦しい状況にあるものの、様々なイベントを通じて活用されているようです。

ただし、日ハムが本拠地をエスコンフィールド北海道に移転した後は、赤字が深刻化しており、今後の経営状況については不透明な部分があると報じられています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

札幌ドームは日ハムが離れてしまったことで、大ダメージを受けてしまったようです。

お互いが歩み寄れ、札幌ドームでの日ハムの試合が続いていれば、経営は安定していたことでしょう。

札幌ドームの再建を期待したいと思います。

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